個別の小さなサーバー室から伸びる配線が、会話カードと道具を共有する一つの明るいエージェントへ集まる紙版画風イラスト

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Every Agent、個人用OpenClawからSlackの全社共有型へ

2026年10月7日
3分
AI観測
一次情報@claudeai on X
#Every Agent#Claude#Slack#AIエージェント

Everyは10月6日、複雑な仕事をSlackのスレッド内で実行する共有型の「Every Agent」を公開した。Claude公式アカウントが紹介したポイントは、新しいモデルが出るたびに得たスキルを、個人の環境へ閉じずチーム全体で使えること。約6カ月の社内利用を経て購読者向けに出したと、Everyは説明している。

専用サーバーを人数分、から一つを全社で育てるへ

以前のPlus Oneは、利用者ごとに専用クラウドサーバーを割り当てるOpenClawベースのエージェントだった。柔軟な一方、Everyによれば継続的な保守と高い運用費が課題になった。

Every Agentは、Claude Managed Agents上の単一エージェントを会社全体で共有する方式へ切り替えた。Slack上で「次回はこうして」と直した内容を保存し、繰り返す作業はスキルにして全社で再利用できる。Google Drive、Gmail、Notion、Figma、GitHub、HubSpotなどの接続権限はメンバーごとに設定する。担当者が各自のエージェントへ同じ修正を教え直すより、会社の手順書を会話の中で共同更新する感覚に近い。

長時間の仕事を預けるための基盤

Claude Managed Agentsの現行資料では、通常のMessages APIが独自の実行ループを細かく制御する用途なのに対し、Managed Agentsは長時間・非同期の処理をホスト側へ預ける基盤とされる。セッション、エージェントの実行機構、サンドボックスを分けて管理する設計は、Slackから仕事を投げ、完了を待つEvery Agentと相性がよい。Anthropicの技術解説にも、その分離構成が詳しい。

導入には無料のEveryアカウントと、Slackワークスペース所有者の許可が必要だ。公開記事では、1人15ドル、ワークスペース合計500ドルまで無料クレジットが付き、その後は月30ドルのEvery購読に加えてAIモデルのトークン費が発生するとしている。ただし、月30ドルが個人単位かワークスペース単位かは記事だけでは明確でない。既定モデルの名前も確認した公式資料には記載がない。

ベータとデータ保持は別に確認したい

2026年10月7日の確認時点で、Managed Agentsはベータだ。APIから直接使う場合はClaude APIキーとmanaged-agents-2026-04-01ヘッダーが必要になる。また基盤はセッション履歴、サンドボックス状態、出力をサーバー側に保持するため、Zero Data RetentionとHIPAA BAAの対象外と記載されている。

これはManaged Agents基盤の仕様であり、Every Agent固有の保持期間や削除手順、企業向け契約条件を示すものではない。社内資料や顧客情報をつなぐなら、その違いを曖昧にせずEvery側の条件を別途確認する必要がある。共有エージェントの価値は、賢さを一人ずつ配ることより、修正とスキルを組織の資産に変えられる点にある。だからこそ、共有する知識だけでなく、預けるデータの境界もチームで決める製品だ。

参考資料

参照したX投稿

Claude(@claudeai)の元投稿

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