
Editor’s Note
XピックアップNous Research、Hermes AgentでClaude Opus 5.5対応 Portal経由で選択可能に
Nous Researchの公式Xアカウントは9月23日(日本時間)、Teknium氏による「Claude Opus 5.5をHermes AgentからNous Portal経由で利用できるようになった」という投稿をリポストした。長いコーディング作業や調査をエージェントに任せたい人にとって、単なるモデル名の追加ではない。Opus 5より価格を抑え、応答を速めたとされるモデルへ、Hermes Agentの既存のモデル選択フローからつながる更新だ。
PortalのOAuth経由で選ぶ
Nous Researchの実装コミットでは、モデルカタログに正確な識別子 anthropic/claude-opus-5.5 を追加。Nous Portalの /v1/models と実際のcompletion経路の双方で確認したと記されており、9月24日に確認したPortalの公開カタログにも掲載されている。
利用にはNous PortalのサブスクリプションとOAuth設定が前提になる。既存のHermes Agent環境なら hermes model を実行し、プロバイダーとしてNous Portal、その後にモデルを選ぶ流れだ。プロバイダー設定資料にある通り、AnthropicのAPIキーを直接設定する経路とは別の、Portalがホストする推論サービスである。なお、変更を初めて含む正式なリリースタグは確認できていない。手元の版にモデルが出ない場合は、mainブランチの対応状況と配布版を分けて見る必要がある。
Opus 5より安く、長い作業を想定
Anthropicの発表によると、100万トークン当たりの価格はOpus 5の入力5ドル・出力25ドルから、Opus 5.5では入力4ドル・出力20ドルへ下がった。さらに同社は、通常設定の典型的なワークロードで総費用が40%低く、出力が30%以上速いと報告している。これは提供者による測定であり、本記事で独自検証した結果ではない。
想定用途は長時間のエージェント型コーディングやナレッジワークだ。リリースノートでは、標準で100万トークンのコンテキストと最大12.8万トークンの出力に対応する。大きなコードベースや複数資料をまたぐ仕事では、価格だけでなく、途中で文脈を切り詰めずに済む範囲が選定理由になりそうだ。
既存設定をそのまま移せない場合も
一方、互換性には明確な注意点がある。Opus 5.5はadaptive thinkingが常時有効で、思考を明示的に無効化したり、従来形式で有効化したりすると400エラーになる。また tool_choice の any と tool は非対応で、auto とstrict tool useへの移行が必要だ。固定したツールを必ず呼ばせる実装では、モデルを選び替えるだけでは済まない可能性がある。
9月24日現在、Portalには通常版に加えてbatch版も載っている。ただし、9月22日のX投稿時点でbatch版まで同時提供されていたとは確認できない。プラン別の利用上限やレート制限も公開資料からは確定できないため、導入判断では自分の契約画面も合わせて確認したい。
参考資料
- Hermes Agentの対応コミット
- Nous Portal
- Anthropic:Introducing Claude Opus 5.5
- Anthropic:Claude Platform release notes
- Hermes Agent:LLM and Model Providers


