明るい制作机で小さな司令塔から画像キャンバスとノード型ワークフローへ二本の流れが伸びる紙細工風イラスト

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ASUS ProArt P16/P14、HermesでMuseTreeとComfyUIを動かす創作PCへ

2026年10月10日
3分
AI観測
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#ASUS ProArt#Hermes Agent#ローカルAI#AI創作

Nous Researchは10月8日、新しいASUS ProArt RTX Spark PCでHermes Agentを使い、MuseTreeとComfyUIを連携できると紹介した。目を引くのは最大128GBの統合メモリだが、本質は容量だけではない。Hermesを司令塔にして、画像・動画生成とノード型ワークフローを自然言語から動かす、ローカル中心の制作環境として組まれている。

創作アプリの上にHermesという操作層を置く

ASUSが正式発表した対象機はProArt P16(H7607)とP14(H7407)。ASUSの解説によると、Hermesは推論、永続メモリ、Skillの実行を担当する。MuseTreeはFLUXによる画像生成とWanによる動画生成、ComfyUIはチェックポイントやLoRAを組み込んだノード型パイプラインを受け持つ。

つまり、MuseTreeやComfyUIをHermesに置き換える話ではない。既存の創作ツールの上に、依頼内容や制作ファイルをまたいで動くエージェント層を重ねる設計だ。単独のチャット機能よりも、作業の入口を一つにできる点が面白い。

導入には専用Skillとフォルダ許可が要る

ASUSが示す流れは、MyASUSまたはMicrosoft StoreからHermes Desktopを導入し、Hermes x MuseTree Skillを追加、ローカルモデルを選び、アクセスを許可するプロジェクトフォルダを関連付けるというものだ。Hermesの現行資料では、ローカルモデル機能がllama.cppランタイムの導入、モデル選択、起動を管理する。買ってすぐ全連携が自動で有効になるのではなく、Skillの追加とファイルアクセス範囲の設定が実用上の準備になる。

使う側から見ると、どのフォルダを渡すかが小さいながら重要な判断だ。ローカル処理は制作物を自分の機械に置ける一方、エージェントが触れる範囲まで自動的に安全になるわけではない。

「最大128GB」と搭載版は分けて見る

ASUSの発表にある「最大128GB」は全構成共通ではない。動かせるモデルは量子化、コンテキスト長、空きメモリにも左右される。Hermes側も、GPUまたは統合メモリに収まらなければシステムRAM利用で遅くなり、4ビット未満の量子化モデルは提供しないと説明している。

搭載されるHermes Desktopの正確な版も未特定だ。同日公開のv0.21.6はDocker/Hermes Cloud向けで、DesktopとMicrosoft Store版は更新対象外だったため、ProArt版が同じとはみなせない。またMuseTreeの現行ページは、対応するWindows 11以降のASUS選定機種に対象を限り、生成物を個人・非商用利用向けとしている。

なおASUSのプレスリリースは、見出しと予約・初回出荷予定が2026年である一方、本文のデートラインだけ2027年10月8日となっている。関連解説は2026年10月7日付で、訂正告知は確認できない。米国で10月16日から初回出荷予定という記述を含め、日付の表記揺れには注意したい。

参考資料

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