
Editor’s Note
XピックアップOpenAI、GPT-6 AstraにUltrafast APIは最大8倍、個人向けはPro 500限定
OpenAIは日本時間9月30日未明、GPT-6 Astra向けの新しい推論枠「Ultrafast」をCodex、ChatGPT Work、APIで提供開始したと発表した。これは別の新モデルではなく、同じAstraを低遅延で動かす速度モードだ。何度もツールを呼ぶエージェントでは待ち時間を削れる一方、誰でもそのまま切り替えられる機能ではない。
同じAstraを最大8倍で動かす
9月30日に確認したAPIガイドで、OpenAIはStandardモード比で最大8倍の速度を掲げている。これは提供者による性能主張で、こちらでベンチマークを再現した結果ではない。
APIではResponsesリクエストのモデルをgpt-6-astra、service_tierをultrafastに設定する。ツール呼び出しを繰り返す用途では、通信の往復時間を抑えるWebSocketも推奨されている。コードを直し、ツールの結果を受け、また推論するような処理ほど、一回の最高速度より待ち時間の積み重ねが効く。Ultrafastは、モデルを替えずにその部分を短くしたいときの選択肢と考えると分かりやすい。
個人向けは月額500ドル、APIにも入口の狭さ
CodexとChatGPT Workでは、対象アカウントでGPT-6 Astraを選び、モデルピッカーからUltrafastを指定する。利用案内とProプランの説明によると、開始時点で個人がセルフサービスで使えるのは月額500ドルのPro 500だけだ。Plus、Pro 100、Pro 200、Businessは対象外で、Pro 100/200に追加クレジットを購入しても解除されない。権限を付与されたEnterprise/Eduワークスペースも利用対象になる。
APIの初期上限は、利用Tier 1〜3が毎分50万トークン、Tier 4が100万、Tier 5が500万。データ処理地域は米国またはグローバルに限られ、EUなど米国外の地域処理には対応しない。高速化そのものより先に、処理量とデータ配置の条件が自分の運用に合うかを見たほうがよい。
GPT-6.1 Sol版はまだ「今後」
OpenAIのX投稿はGPT-6.1 Solへの対応を「近日」と予告し、9月30日時点のOpenAI Academy資料も今後の提供としている。したがって、Astra版と同じく提供済みとは扱えない。
一方、現行のAPIガイドがプレビュー対象として記すのはGPT-6.1ではなくGPT-5.6 Solで、公式資料間で対象バージョンの表記がそろっていない。別枠の提供なのか、資料更新前なのかは不明だ。GPT-6.1 Sol版の開始日、料金、上限もまだ示されていないため、ここはAstraで始まった現行機能と切り分けて待ちたい。
参考資料
- OpenAI API:Ultrafast mode
- OpenAI Help:ChatGPT Work and Codex
- OpenAI Help:About ChatGPT Pro tiers
- OpenAI Academy:Model launch resources


