
Editor’s Note
XピックアップOpenClaw 2026.9.6、再起動後の作業継続と管理更新を追加
OpenClawが2026.9.6を公開した。目玉は、再起動で途切れた会話を引き継ぐ復旧機能と、条件を満たすノードの管理更新だ。長時間動かすAIエージェントでは、新しいモデルへの対応以上に「止まったあと、どこから安全に戻るか」が日々の使い勝手を左右する。
再起動しても、単純には巻き戻さない
公式リリースノートによると、未完了の会話は保存済みの履歴、進捗、ツール結果から継続できる。以前のように中断点を人が組み直す負担を減らせる一方、中断したサブエージェントを自動で再実行する仕組みではない。親エージェントが停止状況と、すでに生じた副作用を確認し、続行か置き換えかを決める。
ここは地味だが重要だ。送信や更新を伴う処理を機械的にリプレイすると、同じ操作が二度走りかねない。復旧範囲を広げつつ、判断が必要な枝は止めておく設計は、常駐エージェントを仕事に組み込むうえで現実的に見える。なお、Claude Opus 5.5、GPT-6 Sol/Luna、Grok 4.7へのチャットモデル対応も同版で案内されている。
自動更新には明確な対象条件
管理更新を使えるのは、パッケージ版のヘッドレスノードでstableまたはbetaを利用し、作業と後処理がアイドルになっている場合だ。接続後は毎時更新を確認し、更新間隔は最低12時間。ソース版、ネイティブアプリのノード、private worker、extended-stableは対象外で、移行や修復が必要な版には通常のopenclaw updateが要る。つまり、全環境が黙って最新版になる機能ではない。
導入前に見たい三つの注意点
- X投稿後の9月24日09:52 UTC、起動時にクラッシュする初期macOS版が、修正・公証済みの同じ2026.9.6ビルドへ差し替えられた。該当DMGを入れて起動できない場合は再インストールが必要で、npmパッケージには変更がないとGitHubリリースに記載されている。
- 9月25日に確認したUsage文書では、Today/Last 30dはキャッシュ更新中などに一時的に不完全になり得る。画面は5秒、10秒、20秒後に再確認し、なお未完了なら手動Refreshが必要だ。
- GitHub readerの仕様では、PRのcheck runsとlegacy statusesを各1ページ、最大100件まで取得し、次ページ、必須チェック規則、マージ可能性は判定しない。チェックが多いリポジトリでは「見えている範囲」を意識したい。
リリース規模も大きく、両公式資料は178 direct commits、2,614 PRと記す。ただしcontributorsはGitHubが351、公式ノートが350で一致しておらず、理由は分からない。数字の迫力より、復旧と更新の対象条件を自分の構成に照らして読むリリースだ。
参考資料
- Release openclaw 2026.9.6(GitHub)
- v2026.9.6 - OpenClaw
- Usage tracking - OpenClaw
- Plugin SDK host hooks for workflow plugins


