中央の操作台から、クラウド作業環境とサインイン画面へ別々のレールが伸びる明るい紙コラージュ風イラスト

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OpenClaw v2026.9.7、Agents APIとChatGPTサインインを追加 ただし別々の経路

2026年10月1日
3分
AI観測
一次情報@openclaw on X
#OpenClaw#Agents API#ChatGPT#エージェント基盤

OpenClawは9月30日、v2026.9.7を公開した。長時間チャットの改善に加え、OpenAIのAgents APIランタイムと「Sign in with ChatGPT」(Beta)が入った。ここで大事なのは、後者二つがセットの一体機能ではないことだ。必要な認証も、処理が走る場所も、使える機能も異なる。

Agents APIは「別の実行場所」を選ぶ機能

Agents APIランタイムは、通常のGateway内実行とは違い、コマンドやファイル操作をOpenAIがホストするLinux VMで動かす選択肢だ。OpenClaw Gateway側はメッセージングと連携を担う。ローカル環境の代わりにホスト型環境へ仕事を渡せる、という変化である。

使い始めるには、次の条件がある。

  • AgentsとResponsesの読み書き、Modelsの読み取り権限を持つOpenAI APIキーを用意する
  • プラグインを有効にし、対象モデルのagentRuntimeへagentsapiを指定する
  • 設定後に新しいチャットを開始する

単一ユーザーのGateway向けで、ChatGPTのサブスクリプション認証やカスタムAPIエンドポイントは使えない。Windows Gatewayではファイル転送に非対応で、macOSで転送する場合はDockerの管理ボリュームが必要になる。

ChatGPTサインインは「別の認証経路」

一方、Sign in with ChatGPTは、対応するResponsesモデルにCodex利用枠を使うBeta機能だ。Agents APIに必要なAPIキーの代わりにはならない。また、この認証だけではOpenAIホスト型プラグイン、画像生成、音声文字起こし、リアルタイム音声に対応せず、OpenClaw内でアプリ別使用量を確認することもできない。

つまり、選ぶ基準はシンプルだ。ホスト型VMでエージェントを動かしたいならAgents APIと権限付きAPIキー、対応モデルへChatGPT経由でアクセスしたいならサインインを使う。名前が同じOpenAI連携でも、目的から逆算したほうが迷いにくい。なお、これは10月1日に確認した現行資料の条件で、認証・ランタイム文書には更新日の表示がないため、公開日の状態から変更があったかは確定できない。

速さと復旧には数字より条件を見る

リリースノートによると、長時間チャットでは入力、スクロール、過去メッセージの読み込み時の停止を減らし、内容が追加されても閲覧位置を保つようにした。OpenClawは負荷時の軽快さも掲げるが、公式資料にベンチマーク値はなく、こちらで性能を検証したわけでもない。改善点は具体的だが、速さの幅は利用環境で確かめる必要がある。

更新のロールバックにも条件が付く。データベースを完全に戻すには、OpenClawを停止して作ったバックアップが必要で、新版を一度も起動しておらず、その後に未記録の書き込みがない場合に限られる。新しい連携へ目が向くリリースだが、実運用では「どの認証でどこに処理を置くか」と「戻せる状態をいつ作るか」が、同じくらい重要だ。

参考資料

参照したX投稿

OpenClaw(@openclaw)の元投稿

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