
Editor’s Note
XピックアップOpenClaw、DeepSeek V4.1 Flashを正式追加 既定はV4 Proのまま
OpenClawは日本時間10月23日、DeepSeek V4.1 Flashを正式なモデル選択肢として追加した。今回のニュースはモデルの初公開ではなく、OpenClawのエージェントから正規の参照名で選べるようになったことだ。速さを重視して切り替えたい人には実用的な追加だが、導入しただけで既定モデルがFlashへ変わるわけではない。
正式な選択肢になったもの
10月23日に確認されたOpenClawのDeepSeekプロバイダー文書では、deepseek/deepseek-flashが組み込みカタログに掲載されている。記載上はテキストと画像を入力でき、コンテキストは100万トークン、最大出力は38万4千トークンだ。DeepSeekのモデル一覧によると、現在のdeepseek-flash APIは10月17日更新のDeepSeek-V4.1-Flash-1017を提供する。
時系列も押さえておきたい。V4.1 Flash自体は9月10日にDeepSeekが公開しており、OpenClawの発表日はモデルの初公開日ではない。OpenClaw側でプロバイダー/モデル選択肢が整った日、と見るのが正確だ。
使うには明示的な切り替えが必要
利用にはOpenClawの公式DeepSeekプロバイダープラグインとDeepSeek APIキーが要る。新規オンボーディングの既定モデルは引き続きV4 Proなので、Flashを使う場合は設定画面で選ぶか、openclaw models set deepseek/deepseek-flashを実行する。DeepSeek側にも各種コーディングエージェントへAPIキーを設定する導入ガイドがある。
以前のdeepseek-v4-flashとdeepseek-v4-flash-vision-expは、別の現行モデルではない。現在は互換性のためV4.1-Flash-1017へ一時的に転送される旧IDだ。設定を長く使うなら正規参照名へ直しておきたい。最低限必要なOpenClawのバージョンと、旧IDの廃止時期は公表されていない。
「速い」の中身と、V4 Proの現在地
DeepSeekは前世代V4 Flashとの比較で、V4.1 FlashのKVキャッシュ使用量がHBMでは4分の1、SSDでは8分の1になったと説明している。ただし、これは提供元による性能主張であり、本記事ではベンチマークや実機導入を行っていない。
V4 Proの扱いは公式資料同士で食い違う。9月の公開記事は9月14日からV4 Proへの要求をV4.1 Flashへ転送するとした一方、後日の変更履歴は、利用者の要望を受けてV4 Pro APIを継続すると記している。OpenClawの初期設定もV4 Proのままであり、現時点で「V4 Proは廃止」とは言えない。Flash追加は自動置換ではなく、用途に応じて選べる枝が一本増えた、と捉えるのがよさそうだ。
参考資料
- OpenClaw — DeepSeek provider documentation
- DeepSeek — Change Log
- DeepSeek — Models & Pricing
- Introducing DeepSeek-V4.1-Flash
- DeepSeek — Integrate with AI Tools


