
Editor’s Note
XピックアップOpenCode ZenにGPT-6 Sol/LunaとClaude Opus 5.5、2系統のAPIで追加
OpenCodeは公式Xで、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna、Claude Opus 5.5が利用可能になったと発表した。単にモデル一覧が三つ増えたというより、OpenCode Zenの同じ選択画面から、GPT系とClaude系を各社固有のAPI経路で使い分けられるようになった更新だ。
三つのモデル、二つのAPI経路
9月24日に確認したOpenCode Zenの文書には、gpt-6-sol、gpt-6-luna、claude-opus-5-5が掲載されている。GPT系はZenのResponsesエンドポイント、Opus 5.5はMessagesエンドポイントを使う。画面上では同じ候補一覧に並んでも、裏側まで一つの共通APIへ置き換えるわけではない。この違いは、モデル固有の機能や挙動を見比べる際の小さくない前提になる。
なお、Zen文書には公開日や更新履歴がなく、三モデルが有効になった正確な時刻はX投稿以外では確定できない。対応するOpenCodeのリリースタグも確認されていない。また、公式資料で直接確認できる提供経路はZenで、Zen以外の全プロバイダーでも同時に使えるとは判断できない。
旧世代より安いが、長い入力には段差がある
OpenAIの発表では、100万トークン当たりの入力/出力価格は次のように下がった。
- GPT-5.6 Solの4/20ドルから、GPT-6 Solは2/10ドルへ
- GPT-5.6 Lunaの0.20/1.20ドルから、GPT-6 Lunaは0.10/0.50ドルへ
ただしZenは従量課金で、GPT-6 SolとLunaは272Kトークンを超える文脈で単価が上がる。Solは入力/出力が4/15ドル、Lunaは0.20/0.75ドルになる。長いリポジトリを丸ごと渡すような使い方では、通常枠の価格だけを見ないほうがよい。
Anthropicの発表によると、Opus 5.5は入力/出力が4/20ドルで、Opus 5の5/25ドルから低下。キャッシュ読み取りも0.50ドルから0.20ドルになった。同社は通常ワークロードの費用を40%、出力速度を30%以上改善したとしているが、これはAnthropic自身の測定であり、こちらで再検証した結果ではない。
導入は簡単、ただし設定はプロジェクト単位
Zenで使うには、サインイン後に請求情報とAPIキーを用意し、TUIで/connectからZenを接続、/modelsでモデルを選ぶ。設定上はopencode/<model-id>という形式だ。
使う側がつまずきやすいのは、追加されたモデルがどの作業場所にも自動で現れるわけではない点だ。OpenCodeのモデル文書によれば、一覧に出るのは、そのプロジェクトで有効化され、利用可能なプロバイダーのモデルだけ。別プロジェクトの認証情報や設定も自動では引き継がれない。Opus 5.5ではthinkingを無効化できないという制約もある。
つまり今回の実用的な変化は、コード作業の場を変えずに三モデルを比較しやすくなったこと。一方で、価格は文脈長で変わり、接続状態もプロジェクトごとに異なる。モデル名だけで選ばず、同じ小さなタスクを同じプロジェクトで試し、品質と実際の消費量を並べるのが堅実だ。


