
Editor’s Note
XピックアップOpenCode、Space BunnyをMiniMax M3.1 Flash Freeへ移行 モデルIDも変更
OpenCodeは日本時間10月19日、匿名で提供してきた「Space Bunny」の正体をMiniMax M3.1 Flashとして公開し、期間限定で無料提供すると発表した。使う側にとって大事なのは名前が明らかになったことだけではない。旧Space Bunny系のモデルIDは廃止され、設定や呼び出し先を新しい無料モデルIDへ移す必要がある。
表示名ではなく、IDも切り替わった
OpenCodeで同日にマージされた変更は、モデル一覧、料金、利用制限、統計上の名称を「MiniMax M3.1 Flash Free」へ置き換えた。10月21日時点のモデル資料で選ぶIDは opencode/minimax-m3.1-flash-free。旧Space Bunny系IDを設定ファイルや自動処理に固定している場合は、単なる表示変更として放置できない。
OpenCodeによると、Space Bunnyは同サービスで12日連続首位となり、106兆トークンが処理された。ただし、集計期間の全体像や入出力の内訳、再試行の扱いは示されていない。人気の手掛かりではあるが、そのまま性能比較の数字にはできない。
匿名版と正式版は「完全に同じ」とは限らない
同一性の表現には少し温度差がある。OpenCodeはSpace BunnyをMiniMax M3.1 Flash Freeとして公開した一方、MiniMaxの発表はSpace Bunnyを正式版M3.1 Flashの「初期版」と説明している。匿名テスト時と正式提供版で、重みや推論設定、提供基盤まで完全に同じだったとは断定できない。
MiniMaxの現行資料によると、M3.1 FlashはM3.1-Flash-Previewの正式提供版に当たり、推論は常時オンで無効化できず、調整できるのは深度だけだ。コンテキストは100万トークン。テキストに加えて画像と動画を入力できるが、出力はテキストに限られる。画像・動画を理解してツールと組み合わせるモデルであり、それ自体が画像や動画を生成するわけではない。
無料提供は期限付き
OpenCodeの資料では、Free tierとGoでの提供はいずれも期間限定だ。公式Xは10月19日の投稿時点で「次の3日間」と案内したものの、正確な終了時刻とタイムゾーンは資料にない。現在のドキュメントは、利用プロバイダーについてデータの保持なし、学習利用なしとも説明している。
導入判断では、無料かどうかだけでなく、常時推論による挙動とテキスト出力限定も見ておきたい。MiniMax自身も、結果は入力やタスクの複雑さに左右されるとして、コード、操作、数式、出典などの確認を促している。匿名テストでの勢いは興味深いが、実務では新IDへ移したうえで、自分の処理に合うかを確かめる段階に入った。
参考資料
- MiniMax M3.1 Flash: Redefining Agent Performance and Cost(MiniMax)
- docs(console): reveal Space Bunny as MiniMax M3.1 Flash Free(OpenCode)
- Models(OpenCode)
- MiniMax M3.1 Flash is Now Generally Available(MiniMax)


