
Editor’s Note
XピックアップOpenCode GoにKimi K3.1 Pro、旧K3より低単価で1Mコンテキスト
OpenCodeは日本時間10月24日、低価格なコーディングモデルを提供する「OpenCode Go」にKimi K3.1 Proを追加した。注目点は新モデルが選べることだけではない。同じGo枠の旧K3よりトークン単価を下げながら、100万トークンのコンテキストと画像入力を扱える。長いコードベースや作業履歴を抱えるエージェント用途で、費用と入力容量を同時に見直せる更新だ。
旧K3より安いが、月間枠は同じ
10月24日確認のOpenCode Go詳細文書では、100万トークン当たりのK3.1 Proの掲載単価は入力2ドル、出力10ドル、キャッシュ読取0.20ドル、書込2ドル。旧K3は順に3ドル、15ドル、0.30ドル、3ドルなので、すべての項目でK3.1 Proが低い。
一方、月間利用枠は両モデルともGoで15ドル、Go Plusで60ドルのままだ。単価が下がった分だけ枠内で処理できる量は増やしやすいが、無制限になったわけではない。契約料金はGoの案内ページで月10ドル、Go Plusが月40ドルとされている。
導入は短い。ワークスペース条件は要確認
利用にはGoまたはGo Plusへの加入とAPIキーが必要だ。OpenCode上で/connectからOpenCode Goを接続し、/modelsでモデルIDkimi-k3.1-proを選ぶ。手順は簡潔だが、Go契約のワークスペースは単一メンバーに限定される。個人で試す流れは素直でも、チーム共用の契約としてそのまま持ち込める仕様ではない。
なお、Vercelの10月23日付発表ではKimi K3.1 ProとHighspeed版の両方がAI Gatewayに追加されているが、OpenCodeの現行一覧にあるのは通常版Proだけだ。Highspeed版がGoにも来るかは、現時点の資料では分からない。
1Mコンテキストの先にある境界
Moonshotのクイックスタートによると、K3.1 ProはK3.1系列の最初のモデルで、100万トークンのコンテキストと画像入力を維持する。コード、3D制作、金融分析、長時間にわたるエージェント処理の改善も掲げているが、これは提供者の性能主張であり、本稿でベンチマークした結果ではない。
運用上は、思考モードを無効化できず、推論強度はlow、high、maxの3段階で既定値はmax。公開画像URLは視覚入力に使えず、公式Web検索も更新中のため当面は本番利用を推奨しないと案内されている。短い定型処理で推論を切りたい場合や、URLの画像を直接渡したい場合には明確な制約になる。
また、Goで使えるようになったのはホスト型アクセスで、完全なモデル重みが公開済みという意味ではない。10月24日確認のMoonshot文書は11月4日までの公開予定を記しているものの、具体的な日付、ライセンス、配布先はまだ確定していない。大きな入力窓と低単価は魅力的だが、契約枠、常時思考、未公開ウェイトまで含めて選ぶのが現実的だ。
参考資料
- OpenCode Go | Low cost coding models for everyone
- Go | OpenCode
- Kimi K3.1 Pro クイックスタート
- Vercel AI GatewayでのKimi K3.1 Pro提供開始


