
Editor’s Note
XピックアップGPT-6 Sol/Luna、Hermes Agentに追加 価格と評価の差を確認
Teknium氏は日本時間9月23日、GPT-6 SolとGPT-6 LunaがHermes Agentで選べるようになったと投稿した。入口はNous PortalとOpenRouterの2つ。新モデルが増えただけでなく、どこから接続するか、料金と性能のどちらを重く見るかまで選択肢が広がった。
ただし、これはTeknium氏による提供開始の報告だ。Hermes Agentのモデルカタログにも両経路のモデルが掲載されているものの、公開カタログだけでは全契約・全地域での実行成功までは確認できない。
Hermes Agentでは接続先を先に選ぶ
カタログ上のIDは、どちらの経路でも openai/gpt-6-sol と openai/gpt-6-luna。ただし認証方法は異なる。Hermes Agentのプロバイダー資料によると、Nous Portalは hermes model からOAuth接続するサブスクリプション方式で、OpenRouterはAPIキーまたはPKCE OAuthを使う。
OpenRouterのLunaページには、105万トークンのコンテキスト、最大12万8千トークンの出力、ツール呼び出し、JSON Schemaによる構造化出力、画像・PDF入力への対応が記載されている。一方、推論先はOpenAIまたはAmazon Bedrockへ振り分けられる。OpenRouterを使うことと、単一のホストへ直接接続することは同じではない。
価格は半減、ただし公式表にもずれ
OpenAIの発表では、100万トークン当たりのAPI価格をGPT-5.6のプロモーション価格と比較している。Solは入力4ドルから2ドル、出力20ドルから10ドル。Lunaは入力0.20ドルから0.10ドル、出力1.20ドルから0.50ドルになった。
公式表は一律に「50%安い」と説明するが、Lunaの出力は数値上約58.3%の値下げだ。見出しと内訳が一致していないため、費用を見積もるなら割合ではなく単価を見るのが確実だ。
Codexについても情報に幅がある。Teknium氏の投稿は対応を「まもなく」とした一方、OpenAIは同日、Plus、Pro、Business、Enterprise、Edu向けに当日から提供を始めると案内した。ただし段階的な展開で、表示されない場合は後で再試行するよう求めており、通常のChatでは未提供としている。9月23日の調査時点で、全利用者への即時反映とは読めない。
安さだけでは決めにくい場面もある
OpenAIのシステムカード追補では、HealthBenchの通常版とHard版で前世代を下回った。SolはGPT-5.6 Sol比でそれぞれ3.8点、3.0点低く、LunaもGPT-5.6 Luna比で1.3点、0.6点低い。OpenAIは、回答を短くしたことで詳細の網羅性が落ちたと説明している。
これは全体性能の順位を決める結果ではなく、提供者による特定評価の報告だ。それでも、短い応答と低価格が歓迎される大量処理と、抜けの少なさが重要な用途では、同じ選び方にならない。今回の更新で面白いのは、モデル名よりも、その使い分けがHermes Agentの接続先選びまで降りてきたことだ。
参考資料
- Introducing GPT-6 Sol and Luna(OpenAI)
- Hermes Agent model catalog(Nous Research)
- LLM and Model Providers(Nous Research)
- GPT-6 Luna - API Pricing & Benchmarks(OpenRouter)
- GPT-6 Astra System Card — GPT-6 Sol, GPT-6 Luna addendum(OpenAI)


