
Editor’s Note
XピックアップHermes Agent、バンコク初イベントへ Bot ModeとMiniMax H3を実演
Teknium氏は9月24日(日本時間)、バンコク初のHermes Agentコミュニティイベントへの参加を呼びかけた。主催者ページによると、開催は9月25日、Cleverse 13階で18時(ICT、日本時間20時)開場、18時45分に基調講演が始まる。無料だがRSVPが必要で、Hermes Desktop、ブラウザ拡張、Bot Mode、MiniMax M3/H3などの実演が予定されている。これは製品の正式発表ではなく、Teknium氏によるイベント案内だ。それでも、エージェントをチャット、ブラウザ、動画生成へどうつなぐかを一度に見られる場として興味深い。
Bot Modeは「個別の配線」から標準UIへ
イベントページは、実演に使うHermes Agentの版を明記していない。関連して確認できるのは、8月31日のHermes Agent v0.21.0だ。この版ではBot ModeがDesktopへ組み込まれ、標準で有効になった。イベントの実演ビルドと同一とは断定できない。
変化は、複数エージェントを動かすための個別設定を、名前とアバター付きのロスター、グループチャット、@メンション、会話が残るBot Chatとして一つの画面へまとめたこと。使う側から見ると、「どのBotを呼ぶか」を配線する作業から、同じ部屋で役割を振る操作へ近づいた。
ブラウザ拡張は接続先でできることが変わる
9月25日に確認したブラウザ拡張の現行文書はPublic v0.3.2を示す。Chromium版はChrome Web Store未掲載で、リポジトリをビルドし、生成したdistをDeveloper Modeから読み込む必要がある。接続先はローカルGateway、Hermes Cloud、自己ホストのRemote Gatewayから選ぶ。
ただし、Hermes Cloudとdashboard-ticket接続はチャット専用で、ページ本文、選択範囲、タブ情報、添付を送れない。Firefox版では実タブのクリックや入力操作も利用できない。イベントで見た機能をそのまま自分の環境へ持ち帰れるかは、ブラウザだけでなく接続方式まで確認したい。
H3はオープンウェイトでも全工程がローカルではない
MiniMax H3は8月3日に公開された動画・音声生成モデルだ。公式仕様では4〜15秒、24fps、標準で短辺768px、H3-Regenerate-2Kでは2Kまで対応する。FL2VAはテキストまたは先頭・末尾画像、Ref2VAは画像・動画・音声を参照入力にできる。これらはMiniMaxの説明であり、本記事で実行を検証した結果ではない。
「オープンウェイト」の範囲には注意が要る。公式生成フローで入力を整えるH3-Context-IRは公開重みに含まれず、複数のホスト型モデルやサービスに依存する。公式相当の流れを再現するにはMiniMax APIが必要で、重みだけですべてをローカル完結できるわけではない。今回の実演がローカル重み、API、または両者の組み合わせなのかは公表されていない。この境界まで説明されるかが、ビルダーにとってはデモ映像そのものと同じくらい大事な見どころになりそうだ。
参考資料
- Hermes Agent Meetup · Bangkok
- Hermes Agent v0.21.0 リリース
- Hermes Browser Extension README
- MiniMax H3 Is Now Open Source


