
Editor’s Note
XピックアップHermes Agentの任意技能にAnatomy、機械の動きをSVG・WebGL・3Dで説明
Teknium氏は日本時間10月12日、機械の仕組みをインタラクティブな説明図にする「Anatomy」が、Hermes Agentの公式任意技能として利用可能になったと投稿した。文章だけでは追いにくい技術概念を、回転・分解・観察できる機械へ対応づける技能だ。重要なのは、Hermes Agentを更新すれば自動で有効になる機能ではないこと。10月12日に確認した公式資料では、任意カタログから明示的に導入する配布物として案内されている。
Claude Code向け技能をHermesの手順へ移植
導入は hermes skills install official/creative/anatomy。公式カタログ上はAnatomy v1.0.0で、作者はRyan氏、Hermes向けの移植はNous Research、上流コードはdbf697aに固定されている。Hermes版の技能定義を上流のClaude Code向けリポジトリと比べると、単なる同梱ではない。${HERMES_SKILL_DIR} を使う実行方法、Hermesでの画像確認、バックグラウンド監査といった運用手順が追加されている。
使うときは、説明したい概念や機械と出力先を指定する。出力は単体HTML、スタイル埋め込みSVG、React/Next.jsコンポーネントから選べる。生成キット自体はNode.jsの組み込みモジュールだけで動く一方、画像と動作の検証にはChromeまたはChromiumが必要だ。つまり、絵を一枚作る機能というより、説明と検証までを一つの技能にまとめた移植と見るほうが近い。
得意なのは「動きで理解する」説明図
Anatomyが狙うのは汎用の画面ワイヤーフレームではない。概念を歯車、配管、槽、可動部などへ割り当てた高密度な機械図だ。チャート、人物、正確な地図には向かないと公式説明も明記する。SVGに加えて火、水、プラズマなどのWebGL表現を重ねられるが、WebGLが使えない環境ではSVG部分だけが残り、シェーダー表現は失われる。
3Dモードはまだベータ版だ。部品ごとの回転や移動を扱える反面、完全な3D監査は30部品でも15〜20分が公式の目安とされる。これは提供側の案内であり、編集部での実測ではない。また、今回の統合を最初に含んだHermes Agent本体の正式リリースタグは、確認した資料から特定できない。任意技能カタログに現在収録されていることと、10月12日の投稿で紹介されたことまでは確認できるが、投稿日時を実装日とみなすことはできない。
参考資料
- Anatomy — Hermes Agent公式ドキュメント
- Hermes Agent版Anatomyの技能定義 — GitHub
- 上流版Anatomy — GitHub
- Hermes Agent Optional Skills Catalog — GitHub


