
Editor’s Note
XピックアップHermes Agentの目的別動画マップ、Skills・Bot Mode・Kanban・cronの役割を整理
Teknium氏は日本時間10月25日、Hermes Agentの解説動画を「入門」「実際の構成」「Skills」「エージェントチーム」「職種別」など、目的から選べるようにしたスレッドを紹介した。動画を順番に消化するより、やりたい仕事から入れる地図だ。そこで押さえたいのが、並んでいるSkills、Bot Mode、Kanban、cronは競合機能ではなく、それぞれ担当する層が違うことだ。以下は10月25日に確認した現行の公式文書に基づく整理となる。
Skillsは知識、Bot Modeは窓口
Skillsの公式文書によると、Skillsは手順や知識を必要なときだけ読み込む文書だ。全文を常に会話へ詰め込まず、段階的に開示する。正本はローカルの~/.hermes/skills/にあり、同梱、Hubからの導入、エージェントによる作成のいずれもここへ置かれる。
一方、Bot Modeは別種のエージェント基盤ではない。既存のHermes Profileを、Desktop上で名前付きBotとして見せるUIだ。設定、記憶、Skills、認証情報、履歴はProfileごとに分離され、CLIからも同じProfileへ入れる。つまり、Skillsが「何を知り、どう進めるか」を足すのに対し、Bot Modeは「どのProfileを窓口にするか」を扱う。
Kanbanは、消えない仕事の受け皿
Kanbanの公式文書が区別しているのは、処理中だけ存在するsubagentとの違いだ。Kanbanは全Profileで共有する永続的なタスクボードで、タスクと引き継ぎをSQLiteへ保存する。再起動をまたぐ役割分担、レビュー待ち、人間が途中で判断する工程に向く。
たとえば調査担当から確認担当へ仕事を渡し、最後だけ人が承認するなら、短命なsubagent呼び出しをつなぐより、状態が残るKanbanのほうが工程を追いやすい。ここは単なる「複数エージェント機能」という括りでは見えにくい、実用上の差だ。
cronは起動役。ただし自分を増やせない
cronの公式文書では、ジョブに一つ以上のSkillsを付け、単発または反復で実行し、結果を元のチャット、ローカルファイル、設定済みプラットフォームへ届けられる。一方、cron実行中のセッションから別のcronジョブを作ることはできない。再帰的なスケジュール増殖を防ぐ制限だ。
使う側から見ると、定刻の起動はcron、長く残す工程はKanban、担当の分離はProfile、作業手順はSkillsと考えると設計しやすい。なお10月25日確認時の公式最新タグはHermes Agent v0.22.5だが、今回の投稿はその公開告知ではない。同版はCLI、Microsoft Store、Docker、Hermes Cloudなどが対象で、インストーラー版Desktopアプリは次のバンドル版で更新予定とされている。紹介された各動画がどの版を扱うかは、投稿記録だけでは確定できない。


