モデルカードを選択カタログへ差し込み、二つの経路が通過確認とアクセス制限へ分かれる明るい紙版画調イラスト

Editor’s Note

Xピックアップ

Hermes AgentがGPT-6.1 Terraに対応、Nous Portalでは実行確認

2026年10月27日
3分
AI観測
一次情報@teknium on X
#Hermes Agent#GPT-6.1 Terra#Nous Portal#OpenRouter

Teknium氏は日本時間10月27日、Hermes AgentからGPT-6.1 TerraをNous PortalとOpenRouter経由で選べるようになったと伝えた。OpenAIによるモデル公開に合わせ、Hermes Agent側の選択肢が増えた形だ。大事なのは、カタログへの掲載と、自分のアカウントで実際に応答を得られることを分けて見る点にある。

新モデルを追加し、旧モデルは残す

Hermes AgentのPR #145204は、モデルID openai/gpt-6.1-terra をOpenRouter向けの選択カタログへ追加し、その一覧を使うNous Portal側にも反映する変更だ。10月27日にmainへマージされ、従来のgpt-5.6-terraは削除されていない。用途や既存設定に応じて、すぐ全面移行するのではなく選び分けられる。

ただし、この変更を初めて含む正式なバージョンタグや配布リリースは、確認した一次資料では示されていない。現時点で確実に言えるのはmainへ入ったところまでだ。

Nous Portalは実行確認、OpenRouterはアカウント条件に注意

同PRのライブ確認では、Nous Portalの/v1/modelsに対象IDが現れ、--provider nousで応答まで得られている。一方のOpenRouterではプロバイダーへ到達したものの、PR作成者のアカウント固有のポリシーで拒否された。これはモデルが使えないという証明ではないが、一覧に見えることが全アカウントでの実行保証でもない。

OpenRouterのモデルページは、公開日を10月26日、コンテキストを1,050,000トークン、最大出力を128,000トークンとして掲載している。長い入力を扱える一方、OpenRouter経由の可否は各自の環境で確かめる必要がある。

導入経路と、Terraの向く仕事

Nous Portalの手順では、NousのサブスクリプションとOAuthログインが必要だ。hermes setup --portalでプロバイダーとモデルを設定し、セッション中は/modelで切り替えられる。PortalはモデルごとにOpenRouterなどのバックエンドへ振り分け、経路は変わり得る。OpenRouter固有のプロバイダー指定やsticky routing、トップレベルのcache_controlは保証されず、無視される場合がある。

OpenAIはGPT-6.1 Terraの紹介で、標準API単価をGPT-5.6 TerraとGPT-6.1 Solより50%低く設定したと説明する。視覚理解、画面操作、日常的な文章やエージェント処理を速度と費用重視で回す位置づけで、最も複雑なコーディングにはGPT-6.1 SolかGPT-6 Astraを勧めている。これは提供元の説明であり、本稿で性能を検証したわけではない。

API仕様では、ツール呼び出しにResponses APIが必要。画像は入力のみで、音声・動画とファインチューニングには対応しない。入力が272,000トークンを超えると長文向けの割増料金もかかる。Hermes Agentで選べるようになったことは入口で、実際の経路、アカウント条件、仕事の重さまで合わせて選ぶのがよさそうだ。

参考資料

参照したX投稿

Teknium氏(@teknium)の元投稿

関連記事