
Editor’s Note
XピックアップChatGPT Space、Pagesを人とAIで共同編集 LibraryとProjectsとの違い
Tibo氏は日本時間10月6日、ChatGPT内の共同作業機能「Space」が日々大きく改善しているとXに投稿し、利用者へ感想や改善点を尋ねた。具体的に何が変わるかはまだ示されておらず、OpenAIの正式発表でもない。ただ、9月29日に登場した現行版を追うと、Spaceの狙いはかなりはっきりしている。資料を置くLibraryから、人とAIが同じPagesを編集する作業面への転換だ。
Libraryの棚から、共同編集するPagesへ
OpenAIのDevDay 2026まとめとChatGPTのリリースノートによると、SpaceはPages、ファイル、関連作業を一か所に集め、チームメンバー、ChatGPT、常駐エージェント「dot」が共有知識を基に作業する場所だ。指定した指示に沿って内容を整理させることもできる。
対象アカウントでは従来のLibraryを置き換える一方、Projectsは別機能として残る。Projectsがチャット、ファイル、指示と会話の文脈を束ねるのに対し、Spaceの中心は編集でき、入れ子にもできるPagesとファイルだ。端的にいえば、後から資料を探す棚から、成果物を一緒に直す机へ近づいた、と捉えると分かりやすい。
会話をPageにし、同じ場所で仕上げる
Pageは会話から変換するほか、テンプレートや空の状態から作成できる。人が直接文章を直せるだけでなく、ChatGPTに修正、図表の追加、インタラクティブな内容の作成を依頼でき、共同編集者は同じPageで作業してコメントも残せる。調査メモを会話のまま埋もれさせず、企画書や手順書へ育てる使い方が想像しやすい。
ただし、10月6日に確認した現行資料では、対象はPro、Business、Enterpriseの一部ユーザーで、利用環境はWebとデスクトップアプリ。発表時点のモバイル版はPageの検索・閲覧・共有までで、作成・編集は「近日提供」とされ、日付は未発表だ。段階的な提供のため、対象プランでも全員が同時に使えるとは限らない。Enterpriseの共有もオプトインのプレビューで、組織の管理設定に従う。
共有されるのはPage、ただし書き込んだ記憶は見える
共有とデータ管理の説明では、Pageを共有しただけで非公開チャットや個人Memoryが相手に渡ることはない。一方、エージェントがMemory由来の情報をPageへ書き込めば、その内容は閲覧者にも見える。また、各共同編集者には本人のMemoryと学習設定が適用され、共有者の設定だけで他人のエージェント利用を制御することはできない。
つまり共同編集は便利だが、公開範囲はPageに書かれた結果で判断する必要がある。Tibo氏が示唆した今後の改善内容は未詳のままなので、導入を考えるなら、まず現行版の端末制限と組織設定、Pageへ残す情報の扱いを見るのが現実的だ。
参考資料
- DevDay 2026 Recap(OpenAI)
- ChatGPT Space: sharing, data, and controls(OpenAI Help Center)
- ChatGPT — Release Notes(OpenAI Help Center)
- Projects in ChatGPT(OpenAI Help Center)


